徳洲会体操クラブ リオオリンピックに向けて

LONDON 2012

今夏に行われるロンドン五輪に田中和仁選手が出場する。
北京五輪では惜しくも落選し悔しい思いをしたあの時から4年――。
一時、総合3位まで転落したものの逆転トップで念願の五輪出場を決めたNHK杯で、田中選手はどのような心境だったのか。

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今回のNHK杯に、どのような気持ちで臨んだのでしょうか?

全日本をトップで通過することができましたが、点数の差からそれほど余裕があるわけではないので、初日は守りに入らず攻める気持ちで臨みました。
それが奏功したのか初日をノーミスで終えることができました。2日目は途中でミスが出てしまいましたが、あきらめることなく、「最後の6種目目が終わるまで持っている力を出しきろう」という強い気持ちで臨みました。

正直、あん馬で失敗した時、どんな心境でしたか?

練習ではいつも成功していたので、まさかあそこで失敗するとは思っていませんでした。
ただ、意外に精神的に追い込まれることなく、残りの演技で失敗しないように開き直って気持ちを切り替えました。

オリンピック出場を決めた時、ご家族はどんな反応でしたか?

両親からは「おめでとう」とうメールや電話をもらいました。
父は会場に来ていたのですが取材対応などで時間がなく会えなかったので、「ありがとう。まだ選ばれただけだし、ここからがスタートやからゴールまで頑張るよ」と伝えました。妻からも「おめでとう」というメールをもらいました。妹や弟とは、五輪代表に決まったかどうかもしっかり知らされないうちにメディアに囲まれてしまったため、じっくり話す余裕はなく一言、「よかったな。でも、ここからもっと頑張ろう」とだけ話しました。

先ほど”ゴール”とおっしゃいましたが、その意味は?

昨年、きょうだい3人で世界選手権に選ばれ、”次はロンドン”とオリンピックに出ることがゴールになってしまっていました。今は通過点であり、オリンピックで活躍することがゴールだと思っています。

試合前に、げんかつぎなどはしますか?

げんかつぎはしません。強いて言うなら癖ですかね。演技を始めるまでの間、自分に言い聞かせるようにぶつぶつ、独り言を言っています。落ち着いて演技に入るものと思い切って演技に入るものがあるので、種目によって、独り言の中身も異なります。

4年前の北京オリンピックの予選では、あと一歩のところで落選し悔しい思いをされました。あの時と今回で何か変わったことはありますか?

確かに、北京五輪では予選で悔しい思いをしましたが、あの時もやりきった感のある試合だったので、後悔はありません。その後、毎回試合を終えるごとに反省・改善を繰り返してきただけなので、特に変わった点はありません。あえて挙げるならば技術的な面よりも精神的な面で、気持ちのつくり方が変わりました。

最後に、応援してくださったファンの方に一言。

日頃からご支援ありがとうございます。オリンピックという舞台で皆様に恩返しをするチャンスを得たので、万全な準備をして、しっかり戦いたいと思います。

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~2012年の記事~

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