第57回NHK杯体操(5月19、20日・東京体育館)が行われ、徳洲会体操クラブの9選手が出場した。このうち、入職1年目の田浦誠也が9位でナショナル(競技力の向上を目的とする選抜チーム)入り。ほかの選手も得意種目で高得点をマークし、第72回全日本体操競技種目別選手権大会(6月29日~7月1日、群馬県高崎市)での活躍を予感させた。

ナショナル入りを果たした田浦

ナショナル入りを果たした田浦

4月の全日本体操個人総合選手権の予選・決勝合計得点をもち越す形で競う今大会。田浦は得意の平行棒をはじめ跳馬、ゆかの3種目で14点台をたたき出すなど、終始、安定した演技でナショナル圏内(12位以内)に入った。一方、武田一志は4月の大会で15位と出遅れたのが響き13位で終了。一歩届かず「気持ちを整理して種目別に挑みたい」。ほかに瀬島龍三が22位、岡準平が24位、金子健三は、けがで棄権した。

種目を限定して出場した選手のうち、とくに気を吐いたのがあん馬勢。主将の亀山耕平は大会直前にぎっくり腰に見舞われたものの、全出場選手のなかで最も高い15.166を出し、長谷川智將と梨本隆平も14.9点台と結果を残した。佐藤巧も、ゆか、跳馬で14点台後半をマーク。「やりたいことはできている」(佐藤)と手応えをつかんだ。

米田功監督は「トップアスリートは練習・試合、調子の良し悪しを問わずコンスタントに実力を発揮する力を備えている」と言い、「その意味で亀山や佐藤、長谷川、梨本は緊張感のある良い練習をしている」と評価。亀山も「伝統あるチームとして、皆がもっと危機感をもたないと。練習にも厳しい意識や態度で臨んでほしい」と、各選手に意識改革を促していた。

徳洲新聞2018年(平成30年)5/28  NO.1135 より