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熊本レポート その1

 今回は、いろいろな方からレポートをいただくことができました。強化合宿が行われた熊本は、雪がちらつく寒さでしたが、参加選手の気持ちは熱かったようです。このイベントのため、夜行バスで早朝に到着された方、関西方面から J Rを乗り継いで来られた方、関東から飛行機で来られた方……皆さん、ありがとうございました。

〜県立体育館で練習風景を見る!〜

 路面電車に揺られて「県立体育館前」に到着。 入り口には、「歓迎!」と書かれた大きな看板が立てかけられていました。 階段を上がり、大体育館2階の見学席へ。すでに多くの方が座っていました。
12時30分頃、水鳥選手と桑原選手が体育館入り。 桑原選手は、30分ほど地元NHKのインタビューを受けていました。 地元大学生が練習を開始する中、続々と監督、コーチ、選手の方々が入場。

選手の皆さん、ゆかの上でゆっくりと体を動かし始めました。
まさに、いつもどおりの「練習風景」を見ている感覚になりました。 体操選手はこのように一日の練習に臨むのかと、個人的に感心しました。

まず選手は、ゆかでストレッチをして動ける体をつくります。決して休憩しているわけではありません。少しずつ体位を変え、足を伸ばしたり、開いたり、前屈したりと微妙に関節や筋肉をほぐしていきます。

簡単そうに見えますが、結構高度なことをやっています。
体操協会の審判部の方が、新しい採点法を詳しくレクチャー。
司会は塚原先生でした。選手の自己紹介や技の解説などが盛り込まれ、皆が楽しめる内容でした。
私も遠くから参加して本当に良かった!

各選手の様子

☆水鳥選手

 アメリカンカップ目前のためか、熱の入った練習でした。
まず、つり輪で模範演技。
高難度の力技の連続とひねりを入れた降り技を見事に決めていました。
そして鉄棒でも・、コバチ連続やコバチ〜コールマン、伸身のコールマンを披露。
会場は歓声に包まれました。
水鳥選手も観客席に手を振り、参加者は皆、満足!
アメリカンカップでも、きっと活躍してくれることでしょう。

☆桑原選手

 熊本出身ということで、取材も多かった様子でした。
司会の塚原先生にマイクを向けられると少し恥ずかしそうな受け答えが印象的でした。
地元の人々の声援を受けながら、力強い練習を披露してくれました。
(桑原選手のお父さまは塚原先生の後輩、塚原先生も慨深かったでしょうね)

☆米田選手

 最初、姿が見えず心配していたら、別の場所でリハビリを終えて登場! プールで泳いでいたそうです。だいぶ回復してきた様子でした。手首の手術後、リハビリ中の中野選手と二人で練習を解説してくれました。またフロアを移動しながら、練習をしている大学生や、強化選手にもインタビュー。
分かりやすい説明には、体操に不慣れな人や観客を飽きさせない楽しくひと時となりました。

☆中瀬選手

 米田選手たちにマイクを向けられると「今まで他の人と違う演技をしてきたつもりなので、ルール改正で特に演技が変わることはありません」。頼もしいひと言でした!
「他人と同じことをするのが嫌い」だそうで、今年台風の目となるか、非常に楽しみです。塚原先生の前では、少々緊張した様子でしたが、のびのびした練習をしていました。
その後、米田、中野の両選手が、観客席まで上がってきて、「何か質問はありませんか?」と観客の質問を受け付けてフロアにいる選手たちに質問してくれました。(マイクを持つお二人の姿やインタビュアーぶりは、微笑ましかったです)
 マイクを向けられた人たちは感激した様子で、インタビュアーの二人にはたちまち人だかりが。てきぱきと選手に質問する米田選手、堂々とした姿でした。

「 皆さん、これから僕たちが客席まで行きますので質問を考えて下さい 」

と元気良く客席に上がる米田選手たち。

 まずは地元の高校生グループにマイクが。
「試合前の食生活はどうしていますか?」。
フロアの塚原選手が 「試合前だけでなく、普段からバランスよく食べることを心掛けています」。

主婦の方が 「演技中の 呼吸 はどのようにされていますか?」と質問。
指名された桑原選手(聞こえにくかったのか) 「食事ですか?」。これには場内、爆笑。
再び桑原選手 「あ、呼吸ですか。特に意識はしていませんが、つり輪の力技では一瞬止めているときがあります」。

 およそ3時間、地元の方々や大学生の方々にとっては「世界」を間近に感じた貴重な時間。選手たちも、熊本の皆さんに体操競技を知ってもらう大切な時間。お互いに何か一つでも心の片隅に残ってほしいと思わせる、有意義なひと時でした。



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