強さ復活の兆し 【NHK杯体操】
さらに亀山耕平選手が得意のあん馬で全選手中最高得点をマーク。個人総合・種目別を合わせ、9月の世界体操競技選手権に3選手出場の芽が出てきた。
今大会の田中選手は圧巻だった。初日から持ち前の美しい演技を披露し、14、15点台を連発。得意の平行棒は2日間とも15点台を記録し、15.600を出した2日目の演技終了後には、何度も両手を強くたたくなど、珍しく感情をあらわにした。
齊藤選手も得意の跳馬、鉄棒で2日間とも15点台。亀山選手も含め、それぞれが得意の種目で力を発揮し、好成績を残した今大会。米田功監督は、「選手ごとに、絶対に点を取れる種目を決めて臨みました」と明かした。
次は6月29日に開幕する全日本体操競技種目別選手権大会(東京体育館)。この大会で世界選手権の代表選手が決定する。