亀山選手が金メダル 世界選手権・あん馬で快挙
徳洲会体操クラブの亀山耕平選手は10月5日、ベルギーで開催された世界体操競技選手権の種目別決勝のあん馬で、金メダルを獲得した。予選を8位で通過した亀山選手は、2位に0.200の点差をつける15.833の高得点をマークし、初の代表入りながら見事、優勝の栄冠に輝いた。
世界体操競技選手権で同種目の金メダル獲得は、2003年に鹿島丈博選手が成し遂げて以来の快挙で、日本人選手としては通算2個目。
8日の帰国後すぐに行われた記者会見で亀山選手は、今大会で金メダルを獲得できた要因について、「周りの選手の演技にあまり影響されずに、自分の演技に集中して取り組んだ結果が、一番いい色のメダルにつながったと思います」と振り返った。
また、「3年後のブラジル・リオデジャネイロオリンピックにつながる満足のいく試合を行うことができました」と喜びをあらわにした。
亀山選手は「自分の一番の武器はあん馬」と力を込め、より一層演技に磨きをかけていく考えを示した。最後に「これからも大会で結果を残し、患者さんにも感動していただけるよう頑張っていきたい」と抱負を語っていた。