田中・齊藤・亀山の3選手が欧州で躍動
徳洲会体操クラブの田中和仁選手は、12月2日のW杯個人総合ドイツ大会、8日の同イギリス大会に出場し、ドイツ大会で4位入賞、イギリス大会では2位となりメダルを獲得した。
今年8月のロンドン五輪以降、休むことなく全日本選手権や全国各地の五輪報告演技会に出場、コンディションが万全ではないにもかかわらず、ドイツ、イギリス大会とも全6種目中4種目で15点台をマークし、安定した演技を披露。
イギリス大会では、トップとわずか0・1ポイント差だった。
また、齊藤優佑選手、亀山耕平選手は11月30日から2日間ドイツで開かれた第30回DTBチームカップに出場。同大会は団体総合のみ行われ、国同士で競い合う。日本は両選手とコナミ所属の2選手で構成、予選をトップで通過し、決勝でも2位のロシアに5点以上の大差をつけて優勝した。
齊藤選手はチームで唯一、全6種目で演技を披露。亀山選手は、得意のあん馬で予選・決勝ともに出場選手のなかで最高点をたたき出すなど、日本の優勝に大きく貢献した。齊藤選手はW杯個人総合イギリス大会にも出場し6位だった。
各選手のコメントは次のとおり。
田中選手「海外で6種目ミスなく演技できたのは良かったと思います。五輪以降、大会ごとに使用する器具が異なることにも慣れ、感覚が違っても割り切れるようになりました」
齊藤選手「得意の跳馬がうまくいかなかったのは残念。海外で勝つためにも、安定して高得点を出せるように今後、練習に励みます」
亀山選手「急きょチームに招集されたため、足を引っ張るのではと不安でしたが、大きな失敗もなくチームに貢献できてホッとしています」
徳洲新聞2012年(平成24年)12/24 NO.857 より