全日本シニア選手権大会

団体・個人総合2位

「全種目で自分の最大限の演技ができました」と団体総合の表彰台に上がる武田

「全種目で自分の最大限の演技ができました」と団体総合の表彰台に上がる武田

徳洲会体操クラブは福井県で行われた全日本シニア体操競技選手権大会に出場、男子団体総合2位、男子個人総合で武田一志が2位、男子個人種目別「ゆか」で佐藤巧が2位の活躍を見せた。

団体は優勝のコナミにわずか0.15差。個人総合の武田も1位の内村航平(コナミ)に1.600と肉迫した。けがで全日本体操種目別選手権大会を欠場していた瀬島龍三が全種目に出場するなど、明るい兆しが多く見られた大会となった。

米田功監督も「武田の2位、瀬島の復活、そして0.1の大切さを全員が痛感できたことは収穫」とアピール。全日本体操競技団体選手権大会に向けて「“今年こそは”の強い気持ちでチーム一丸となり臨みます」と気を引き締めていた。武田も「絶対に団体優勝して来年のオリンピック選考会で徳洲会旋風を巻き起こしたい」。

大会後に宇治病院を訪問

宇治病院を訪問した米田監 督(右)と選手たち

宇治病院を訪問した米田監督(右)と選手たち

大会から一夜明け、米田監督と選手は宇治徳洲会病院(京都府)を訪問した。同院は米田監督らの訪問を「徳洲会体操クラブ活動報告と激励会」と銘打ちイベント化。1階ロビーで開催した。同院のホームページで告知したこともあり、休日にもかかわらず一般の方150人が駆け付けた。

米田監督がクラブの歴史や実績、来年のリオ五輪への意気込みなどを語った後、各選手が自己紹介。その後、オリンピックメダルを患者さんや一般の方に披露しながら会話をしたり、記念撮影に応じたりした。

倉橋雅裕・総務課副主任は「脳梗塞で片麻痺(まひ)の患者さんが健康をあやかりたいと選手に握手を求め、選手に笑顔で応じていただき感動しました」と破顔。塩崎忠一・事務部長も「クラブのさらなる活躍を応援したいと思います」。

今季最後の主要な公式戦――会場で声援を!

第69回全日本体操競技団体選手権大会

日時:11月29日(日)男子団体決勝 12:10~
場所:国立代々木競技場第一体育館(東京都渋谷区)
チケット:有料(チケットぴあなどで販売。会場でも当日券販売)

 

徳洲新聞2015年(平成27年)11/16  NO.1006 より