5位で今季終了

全日本体操競技団体選手権

 大会後、車座で話し込む米田監督(右)と選手ら

大会後、車座で話し込む米田監督(右)と選手ら

第68回全日本体操競技団体選手権が11月1日から2日間、都内で開かれ、徳洲会体操クラブが出場した。2種目終了時点で2位と好位置に付けていたが、中盤で失速。終盤盛り返すも今年最後の大会を5位で終えた。

出場したのは田中和仁主将、亀山耕平、齊藤優佑、山本雅賢、佐藤巧、瀬島龍三の6選手。最初のあん馬で亀山が15.700の高得点をたたき出し、2種目めのつり輪では齊藤、瀬島、山本が安定した演技を披露し2位に付けた。

ところが、続く跳馬で山本、齊藤が着地の際にミス。得点が13点台にとどまると、さらに平行棒で瀬島、齊藤が連続で落下、7位と大きく後退した。

鉄棒で田中、ゆかで瀬島、佐藤が15点台をマークするなど気を吐いたが、順位を2つ上げるのが精いっぱいだった。

今シーズン最後の戦いで、6年ぶりの優勝を大きな目標に掲げていた米田功監督は、「所属選手が世界選手権やアジア大会など国際大会に出場し、活躍できた半面、この結果では取り組んできたことが正しいのか、考えさせられます」と険しい表情。

齊藤、山本の両エースの奮起に期待を寄せた。

「日本代表である齊藤、山本がミスをしたら勝負にならない。この失敗は次に生かすしかありません。冬場にもう1度、鍛え直します」

徳洲新聞2014年(平成26年)11/24  NO.956 より